乳腺腫瘍

どんな病気なの?

○ 犬でも猫でも発生しますが、犬では悪性が50%程度、猫では90%程度とされています。

○ 犬では10-12歳で、猫では9-14歳で多く発症します。

○ 犬猫ともに腫瘍の大きさが3cm以上の場合、また表面で破裂している場合は良くないことが多いとされています。

○ 乳腺はお互いリンパ管でつながっています(右下図)。このため、悪性の乳腺腫瘍は上下の乳腺に浸潤することがあります。進行すると、周辺リンパ節を介して肺に転移することがあるため経過観察に注意が必要です。

○ 早期の避妊手術で発症リスクを下げることができます。

どうやって治療するの?

○ 早期の外科的手術が第一に勧められます(良性であっても放置すると悪性転化することがあるため手術がお勧めです)。

 

手術は片側乳腺全部切除術、乳腺部分切除術などがあります。

乳腺はお互いリンパ管でつながっているため、原則として連続する乳腺は全て切除する必要があります。

乳腺腫瘍
院内説明用の資料です。
乳腺腫瘍.pdf
PDFファイル 323.2 KB

家庭の医学

TOPページ

 健康と予防

 わんちゃんの予防

l ワクチンについて

l フィラリアについて

l ノミ・ダニについて

l 狂犬病

 ねこちゃんの予防

l ワクチンについて

l ノミ・ダニについて

○  健康

l 犬と猫の年齢計算

l 避妊・去勢手術

l 歯石とオーラル・ケア

l 家庭でのケア

○  フード

l 食事管理と健康

l 肥満と健康管理

l 注意が必要な食材

 病気ファイル

 皮膚病

l 膿皮症

l 外耳炎

l 血管炎

l アトピー性皮膚炎

l 薬用シャンプーの使い方

 内分泌疾患

l 糖尿病

l 甲状腺機能亢進症

l 甲状腺機能低下症

l クッシング病

 神経疾患

l 椎間板ヘルニア

 心臓疾患

l 僧帽弁閉鎖不全症

 整形疾患

l 肩関節脱臼

l 膝蓋骨脱臼

l 前十字靱帯断裂

l 大腿骨頭壊死

 泌尿器疾患

l 慢性腎不全

 肝臓・胆道系疾患

胆嚢粘液嚢腫

 泌尿器・生殖器疾患

l 潜在精巣

l 子宮蓄膿症

○ 腫瘍疾患

乳腺腫瘍

○ 眼科疾患

l チェリーアイ

○ 中毒疾患

タマネギ中毒

○ 感染症

猫白血病ウイルス

○ その他の疾患

鼠径ヘルニア

 エキゾチックアニマルについて

 ウサギ

l 不正咬合

l 骨折

 ハムスター

l ハムスターについて

l 結膜炎

⚪︎ セキセイインコ

l セキセイインコの飼い方