薬用シャンプーの使い方

シャンプーの種類

わんちゃんの薬用シャンプーは大きく分けて4つの作用を期待して作られています。

 

角質溶解作用:角質層の脂分が多すぎることにより起きる皮膚のトラブルを治療します。

対象:脂漏症、寄生虫性皮膚炎など

   ↑

   ↓

保湿作用:角質層の脂分が少なすぎることにより起きる皮膚のトラブルを治療します。

対象:アトピー性皮膚炎など

 

殺菌作用:細菌やマラセチア(真菌)などの増殖を抑制します。

対象:膿皮症、マラセチア皮膚炎など

 

止痒作用:皮膚病で二次性に起きる痒みを抑制します。

対象:アトピー性皮膚炎など

 

主な薬用シャンプーとその作用

 

作用 シャンプー 有効成分
角質溶解 カニマールシャンプー 二硫化セレン
角質溶解・形成 サルファサリチル酸シャンプー イオウ+サリチル酸
殺菌 ノルバサンシャンプー グルコン酸クロルヘキシジン
殺菌 マラセブシャンプー

硫酸ミコナゾール

グルコン酸クロルヘキシジン

保湿 デュクソシャンプー

フィトスフィンゴシン

止痒 オーツシャンプー

カラス麦 

 

 

シャンプーの使い方

薬用シャンプーは希釈して使うことができます。

別のボトルに使用する分だけ入れ、3倍程度に希釈して使用してください。

また、熱すぎるお湯と温風は厳禁です。

 

 

【使い方】

① ブラッシングをした後、ぬるま湯で被毛をよくしめらせてください。

② シャンプーを手に取り、すり込んでよく泡立てます。

③ 泡立ててから十分皮膚に薬がいきわたるよう、5-10分くらいかけて洗います。

④ 良く洗い流して水気が残らないようにタオル・冷風で拭き取ります。

 

 

シャンプー治療
院内説明用の資料です。
シャンプー治療.pdf
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