○ 高齢の女の子に多い病気で、膿が子宮に溜まってしまう病気です。
○ 発情時に子宮が厚くなったときに大腸菌に感染して起こることが多いとされています。
○ 犬では猫と比べて症状が重度であることが多いです。
○ 多飲多尿、食欲不振、嘔吐、下痢、陰部よりの排出物(赤褐色であることが多い)が挙げられます。
○ 膿が全身に悪影響を及ぼし、放置すると腎不全や子宮破裂による敗血症性ショックをおこし命を落とすことがあります。
○ 診断は複数の検査を組み合わせて行います。
□ 臨床症状(多飲・多尿など)
□ 血液検査(白血球、ALP・CRP上昇) □ 画像診断(エコー検査・X線など)
□ その他
○ 治療は外科的治療が第一選択です。
□ 外科的治療
子宮卵巣を全て摘出します。
【メリット】唯一の根治的治療
【デメリット】麻酔のリスクなど
□ 内科的治療
PGF2a製剤を注射して排膿を促します。
【メリット】交配の可能性を残すことができる
【デメリット】しばしば重篤な副作用・高い再発リスクなど