○第三眼瞼(瞬膜)という部分にある瞬膜腺が脱出し、慢性炎症を起こす病気です。
○脱出した瞬膜腺は充血して赤く見えることから、「チェリーアイ」と名付けられました。
○原因はよくわかっていませんが、第三眼瞼を固定している線維性結合組織が欠損していることが原因といわれています。
○片側で発症すると両側で発症することがしばしばあります。
○チワワ、ビーグル、アメリカンコッカースパニエルなどで多いとされています。
外科手術が基本となります。
○瞬膜腺切除術:涙液分泌の機能が落ち、乾性角結膜炎を発症することがあります。
○瞬膜腺整復術:現在の主流です。
□前方アプローチ法(Morgan結膜ポケット法):肉眼で手術可能
□後方アプローチ法:顕微鏡下の手術となります。
□瞬膜内タッキング法:ブルドックなどの短頭種で使用されます。